学校施設での温暖化防止の取り組み その2 横山れい子 板橋区議会議員
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2006 年 8 月 7 日    
学校施設での温暖化防止の取り組み その2
〜校庭の芝生化〜
東京都では2005年度、環境局の新規事業として、公立学校運動場芝生化補助事業を行い、30校分、10億円の予算が計上されました。ヒートアイランド対策ということで、23区内の公立学校を対象とし、15区26校が取り組みました。多摩地区にも広げ、1市1校を加えた27校で、広さ28、736u。費用は、5億7919万1000円。
芝生の涵養の時期をずらすために種類の違う芝生を用いるなどの工夫を施していますが、ある時期には、涵養のため校庭の使用を制限しなければならず、また、手入れや保守などの面でも大変さはあるようです。
東京都は、導入後の効果などの行政評価を行わずに、今年度予算の継続をしませんでした。

板橋区では、高島第3中学校500u(一部)、金沢小学校1000u(一部)、弥生小学校2000u(全面)です。応募の条件としては、維持管理の組織を作ること(メンテナンスは全て学校が行うこと)で、条件が整った3校で実施したとのことです。
費用は、弥生小の場合、芝生化1584万円、スプリンクラー726万円、その他で、合計3000万円近くかかりました。

校庭は、今まで便利さが追求され、ダストを敷いたり、ウレタンを張ったり、全天候型舗装をしたり、雨、ほこりへの対策や使い勝手が楽なことが優先されてきました。しかし、近年、子どもたちの体への影響を考えて、舗装をはがし、土に戻す学校が増えてきています。芝生は、子どもたちの健康への影響だけでなく、温暖化防止など環境の面からも注目を集めています。

今年3月20日に芝生化のお祝いを行った、弥生少学校を見学した日はあいにく雨でしたが、緑が目に美しく、小鳥もたくさん飛び交い、「自然っていいな」と心から思えました。子どもたちが休み時間に、座ったり、寝転んだりしている姿が見えるようでした。

水まきにはスプリンクラーを設置しましたが、当初、教育委員会は、「校庭の水まきはスプレーガンでなければダメ(板橋はスプレーガンしか使用してないから)」と言い、スプリンクラーを許可しませんでしたが、「同じ予算で設置でき、水の使用量の少ないスプリンクラーを」と、頑として譲らない前校長に根負けして、「勝手にしてください」という形でOKになったとのことで、笑い話みたいです。

3mm以上の雨を感知してスプリンクラーは作動せず、1回につき、春3〜4リットル、夏6〜8リットル位の水使用量を予測、4月は4、5回水撒きを行ったそうです。予算は年間20万〜30万円。学校の年間予算の中から捻出するとのことでした。 雨水貯留施設を設置して、雨水を使用することが課題と思います。

体育の授業、運動会はもちろん、サッカーも野球もできるそうですが、たくさん使った後は少しの間、養生のため休めることが必要になるそうです。
ラインは、専用のスプレー式の5p巾のマーカーがあり、それを使用します。
 
運動会は9月24日。子どもたちの様子を見に、ぜひ行きたいと思っています。

弥生小は、校舎が校庭より低く建っていて、夏はとても暑く、風が吹くとベランダや教室は砂ぼこりで白くなるほどで、雨が降ると1階のピロティが水浸しになって大変だったそうですが、今は全くなくなり、近隣住民からは、ほこりが立たなくなったと好評だそうです。





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