成増、赤塚、志村地域に残る樹林地の保全を @ 横山れい子 板橋区議会議員
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2006 年 3 月 27 日    
成増、赤塚、志村地域に残る樹林地の保全を @

 板橋区の特徴である武蔵野台地と北側にある荒川の低地、その境界にある崖線の雑木林を保全し、残していくことが大事です。板橋区の87年の調査で、区内に残存する300u以上の特定樹林地は66地点、04年までに16地点消失しています。樹林地は民有地が中心なので、将来にわたって保全される保証がありません。区の財政的な問題もあり、保全していくことはかなり難しい状況にあります。しかし、樹林地をこのまま無くしていいのかと思います。

 板橋区が策定する長期計画のほとんどは10年の計画です。今年1月に策定された長期計画は初めて20年計画になりましたが、「グリーンプラン98」は12年、「環境基本計画」は10年、しかも、人口も経済の今のまま、抽象的なイメージで書かれています。せめて50年先、それより先の板橋のあるべき将来像を予測数値を基に具体的に描く。それに基づいてそれぞれの計画を作ることが必要だと考えています。
 特に自然はかなり長期に、時間がかかることを念頭に入れていく必要があります。一度なくなったら、復活させるには何十年、何百年と時間がかかるからです。一度伐採された森は、200年〜300年という歳月を見越して、もとの森にもどしていくことになるからです。

 人口は今の出生率(全国1・29人、東京0・98人)で推移したら確実に減ることになり、60年先には、総人口が半減するといわれ、女性が2人の子どもを産んだとしても、人口は減ると予想されています。すると、今の経済や社会のシステムは大きく崩れてしまい、公共施設をはじめ、住宅、民間のマンションなどもいらなくなり、壊すことも考えられます。その跡地の活用も視野に入れた長期方針、計画でなければならないと私は考えています。生物、自然に関しては、特にそうだと思います。

「生態系の植生の骨組みをつくる植物の種子の供給源」のことをシードソースというそうです。将来、建物などが不要になり、壊したあとの土地を林に戻すときなど、樹林地の土をいれて、武蔵野の雑木林を復活させていくことができるように、種子の供給源として樹林地を残していくことが重要です。
 国有林の保護林制度に森林生物遺伝子保存林、林木遺伝資源保存林というのがあり、「その地域の森林の遺伝子を丸ごと保存していくための制度」です。シードソースとしての樹林地の保存は、考えていかなければならないと思います。



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