2006 年
3 月
15 日
高齢者の新しい住まい 「ほっと館」見学
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2月13日、江戸川区役所の裏、住宅地に04年12月にオープンした「ほっと館」を見学に行ってきました。「ほっと館」は、どんな状態になっても人とかかわって、自分らしく暮らし続けることができる「施設ではない終の住処」をめざしています。運営をしているのは、「NPO法人 ほっとコミュニティえどがわ」です。 建物は、3階建ての鉄筋耐火造で、1階にレストラン「ほっとマンマ」、小児科クリニック、事務所があり、2、3階がそれぞれ居室5戸、合計10戸の賃貸住宅になっています。 居室は、居室部分が8畳あり、トイレ、ミニキッチンがついていて、トイレは将来、車イスを使うようになったら、壁をとってベットから車イスでは入れる設計になっています。共有部分としてキッチン、リビング、ダイニング、洗面所、浴室が、2、3階にそれぞれあり、自由に使えます。南向きの陽の良くあたる明るいお部屋でした。 食事は、共有の台所を使って料理をする人もいれば、出前をとる人、1階のレストランを利用する人、さまざまだそうです。 家賃7万円、管理費(生活コーディネーター謝礼金含む)4万円、食費、介護保険利用料は別になっています。 00年夏、在宅介護の現場で働く人、入居希望者、設計士、弁護士、不動産事業者などが集まり、プロジェクトチームをつくり、数十回におよぶワークショップや見学会、話し合いを重ねて、「集まって暮らすもの同士が互いを尊重し、気遣いあいながら共同生活をする場」「かつての長屋暮らしのような生活風景」を形にしようと活動を進めてきました。
建設費の予算は1億2000万円で、NPOへの融資は市民権を得ていない状況にあり、金融機関との交渉は難航したとのことです。そこで「市民債」を1口5万円で作り、趣旨に賛同する知り合い、友人、応援団などおおぜいの市民に呼びかけ、総額3600万円が集まったことが評価され、交渉から1年、地元の信用金庫(小松川信金)が無担保で5000万円、NPO支援を目的に設立された市民バンクの東京コミュニティパワーバンクからの融資が決まり、残りは小児科クリニックのテナント代、入居者の入居金(480万円)があてられました。 土地は100坪、固定資産税を払う年額60万で貸してくれた方と出会えたことも建設に至った要因になっています。
プロジェクト立ち上げから、02年のNPO法人設立を含め、「ほっと館」開設まで5年近くの年月がかかりましたが、みんなの思いを実現させたのは、「地域力」と大きな「市民力」だと思います。 自分のことは自分で決めるという人間の尊厳が大切にされてこそ生きる力につながるのだと思います。板橋でも、自立を実践でき、地域に開かれた住まいをお年寄りや地域の人たちと一緒に造って行きたいと思いました。大勢の力を合わせて実現しましょう。
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