2005 年
12 月
22 日
高齢者が生き生きと暮らせる住まい
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高齢になり、日常生活に支援が必要になったときにも、人や社会との関係性の中で、互いに助け合いながら、自分らしく尊厳を持って暮らせることはとても大事なことで、そのことが生きる力になります。 暮らしは提供されるサービスにあわせて成り立つものではなく、メニューを並べるだけでは在宅の暮らしを保障することはできません。 ハンディキャップがあることで暮らしが制限される現実を変えたい、誰もが自分らしく暮らせる地域社会をつくりたいと思います。 介護保険制度が在宅での暮らしを保障するしくみとしてスタートして5年、サービスメニューは多様になっても、介護認定を受けた場合にしか利用できず、何とか自分でできると判断されたら、がんばるしかないという現状で、ひとり暮らしの孤独感も介護サービスでは解決できていません。さらに、浴室の狭さや室内の段差など住宅の条件が整わず、サービスを十分に使いこなせなくなったときや見守りが必要になったとき、施設入所を余儀なくされるケースもあります。
東京都は02年、大型施設型の福祉サービスを見直して、小規模地域密着型のグループホームなどのケア付き住宅を重視していく方針を打ち出し、地域で自立を支える福祉を目指すとして、都独自の支援策をとり、グループホームを増やしてきました。グループホームに入居できるのは、認知症の人だけで、ひとり暮らしの元気なお年寄りや、高齢で体が不自由になり生活の支援が必要な方が、一緒に住むことはできません。 板橋区は現在、6ヶ所のグループホームがあり、06年度2ヶ所整備される予定ですが、今後、グループホームの設置予定はなく、小規模多機能型施設を進めていくことになっています。 「大切な人生の最後の時期を、どこで誰と暮らすか」私たちの共通な大きなテーマだと思います。自分らしく暮らせる住まいを地域の中につくりたいと思い、再び、あちこちの住まいを見学しています。 11月26日は、板橋区大谷口にあるグループホーム「ほほえみ」、12月20日には、さいたま市浦和区にある共生型(高齢者が少人数集まって、同じ屋根の下で食事などを共にしつつ、支えあいながら共同で生活をする)のグループリビング「さくらT・U」を見学し、いろいろお話を聞いてきました。 2月13日には、江戸川区中央にある、地域の人たちが集まって数十回のワークショップをかさね、計画から資金集めまで市民の力で実現した「ほっと館」の見学を予定しています。 どのような形の住まいにしても、毎月、入居費、食費、光熱費、管理費など、(介護保険1割の利用料は別)15万円〜20万円が必要であり、とても大変なことです。 どういう形の住まいが自分らしく暮らせるのか、どうしたら、その暮らしが実現できるのか、時間がかかるかもしれませんが、(そんなに時間はないとも思いながら)一歩ずつ進めて行きたいと考えています。家族の形態が多様になり、1人暮らしが増えている現在、歳をとっても豊かに安心して暮らせるための選択肢を増やしていくことは、大切なことだと思っています。
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