議員の費用弁償〔日額旅費〕 横山れい子 板橋区議会議員
活動報告バックナンバー バックナンバー一覧 ホーム

印刷用ページ 印刷用 (別ページで開きます) 戻る戻る   進む進む
2005 年 2 月 27 日    
議員の費用弁償〔日額旅費〕

生活者ネットワークでは、「議員の費用弁償」に関する、現状調査を行いました。区部については、23区中12区、市部は23市中22市で行い、その結果をまとめました。
区部は、今回調査した12区の議会全て、議会出席時に費用弁償(日額旅費)が支給されており、金額は3000円〜6000円。6000円が多く5区(大田、品川、杉並、世田谷、練馬区)、5000円が3区(足立,江東、目黒区)、4000円が1区(板橋区)、3000円が3区(江戸川、豊島、中野区)でした。

議会費総額における費用弁償(日額旅費)の割合を見てみると、おおむね議会費の2%前後を占めていることがわかりました。板橋区の場合、2003年度決算における議会費総額は8億8928万円、費用弁償費1843万円で、割合は2.1%です。
市部では、「議員の報酬及び費用弁償費等に関する条例」で費用弁償について規定していますが、今回調査した趣旨の「議会出席時における費用弁償」を支給している自治体はありませんでした。
都議会の場合、2003年決算における議会費総額53億8200万円、うち、応召旅費(議会出席時の費用弁償)は、5633万円で割合は、1.0%になっています。

区の費用弁償については、2003年8月に新聞報道があり、日額旅費が23区で年間2億7000万円にもなり、年間の総額で最も高額は練馬区という記事で、「実費弁償にすると事務作業が煩雑化し、かえって経費が高くつく」という議会事務局のコメントも紹介されました。               
板橋・生活者ネットワークも「日額旅費は実費で良い」と主張していますが、議会事務局は、新聞報道と同じ答えでした。本当にそうか検証が必要です。

これらの根拠が、地方自治法203条(報酬及び費用弁償)で「職務を行うために要する費用の弁償を受けることができる」となっています。報酬が役務の対価として「給与」に当たるのに対し、「費用の弁償」は職務執行のための経費として支払われる「その他の給与」と解釈されています。経費はかかった額と同額である必要はなく、条例で定められた標準的費用を基礎とした定額により支給され、議会の裁量判断に委ねられていると解釈されています。(学陽書房「逐条・地方自治」より)

ここ数年さまざまな自治体議会で減額の見直しが行われています。三重県では、2004年に「応召旅費制度」を廃止し、交通費を実費で精算する条例改正を行いました。この制度の問題点は、どんなに近距離でも定額が支払われるということにあり、「現状に合わない」「交通費の二重取り」という最も多い批判を考えても、見直しは必要なことだと思います。

議会の慣例が市民感覚にそぐわない事例は、この費用弁償の問題だけでなく多くあり、改善が必要です。制度や慣例を変えるのは、議会の合意形成という点で、困難はとても多いですが自らが襟を正しつつ、他の事例を参考にしながら、議会改革を行うのも、私たち生活者ネットワークに期待される役割ではないかと考えています。
都議会生活者ネットワークは、これまで公用車の使用、会派控え室の受付への人材派遣、控え室用の新聞購読も辞退しています。




バックナンバー 最新20
912 北海道栗山町を視察して      
818 中台里山公園昆虫調査を終えて
85 障がいを持った人の就労支援の推進を
730 全国市民政治ネットワーク・全国交流集会に参加して
66 総合型地域スポーツクラブの時代 
527 住み続けたいまちにしたい!!その1 
527 住み続けたいまちにしたい!!その2
58 議会の傍聴に一時保育
58 人と暮らし、地域をつなぐ拠点づくりを目指して
124 急がれるDV(ドメスティクバイオレンス・近親者間に起こる暴力
124 民生・児童委員協力員事業に 現場の意見の反映を!
1119 教科書検定の透明化を!
109 Stop! 放射能汚染
911 本会議場 演壇の不思議
724 議員バッジはいりません
515 国民投票法成立
57 おおぜいの人との出会いを大切に
414 あたたかい応援に元気!
45 桜・さくら
329 ペットボトルの資源回収
324 「国民投票法案」を成立させない!!

バックナンバー一覧へ 一覧へ戻る ホームへ ホームへ戻る 戻る戻る   進む進む
当サイトの著作権は横山れい子 板橋区議会議員 にあります。