2005 年
9 月
5 日
カテゴリ:活動報告
いいのか?スーパー銭湯の大量地下水くみ上げ
〜「湧水、地下水を保全する条例」の制定を〜
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前野町3丁目の工場跡地に、スーパー銭湯の建築が進められています。このスーパー銭湯は、新たに掘削する温泉、1日50トンの他に、廃止となった工場の現在使われていない井戸から、井戸水288トンをくみ上げ、合計338トンもの地下水を使用する計画です。 区内の公衆浴場のお湯は、すべて井戸水でまかなわれていて、その量は一軒1日約20トンから30トンだそうなので、10倍以上の量の地下水を1日で使うことになります。
東京都の条例(以前、宮本町での温泉掘削のとき、東京・生活者ネットワークの提案で実現した)では、新しい井戸の掘削は、水をくみ上げるモーターの出力が2.2kw以下で、使用水量も1日10トン以下と厳しく制限され、地盤沈下の予防や湧水の保全をはかっていますが,既存の井戸については摘用されないことになっています。
板橋区でも過去に志村地域で、1.2メートルの累積地盤沈下があり、行政は工場等の地下水くみ上げを厳しく規制してきました。01年には、「環境確保条例」を改正して地下水のくみ上げを制限しています。しかし、今回、行政と事業者で、既存井戸の転用についての解釈が異なり、行政指導も受け入れず、約350トンもの地下水を使用する計画が出されました。 日本は、深く掘れば必ず温泉が出ると言われ、近年、都内のあちこちに温泉が掘られています。地盤沈下は,必ずしも掘削した場所で起きるとは限らず、どこで起きるか解らないのが実情です。板橋区だけの問題ではなく、広い範囲で考えていく必要があります。
板橋区は、武蔵野台地,荒川,赤羽から続く崖線、石神井川,白子川など守るべき自然、水と緑があります。赤塚、小豆沢、城山(崖線沿い)、見次公園などは、水量は少なくなりましたが、湧水が残されています。自然環境を大切にしたまちづくりを進めていくことは、今年3月に策定された「環境基本計画」にも「水環境の保全」として記されています。
板橋区は、古くから工場地帯で工場がたくさんあり、現在は、地方へ移転が進んでいます。工場で使われていた古井戸を最新技術で整備して、最大限地下水を使用して事業を行う企業が、続くことも考えられ、板橋区の特徴である崖線や湧水を積極的に保全して行くために、「湧水・地下水を保全する条例」の制定が急がれます。
04年3月に、小金井市は東京で初めて「地下水と湧水を保全する条例」を制定しました。
今,環境問題に取り組んでいる5つの市民団体とともに、9月議会に陳情を提出するため、署名活動をしています。ご協力をお願い致します。
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