障がいを個性として生きる社会に ユニバーサルデザインって? 横山れい子 板橋区議会議員
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2005 年 2 月 9 日     カテゴリ:活動報告
障がいを個性として生きる社会に ユニバーサルデザインって?

 ユニバーサルデザインは、できるだけ多くの人が利用可能であるように、製品・建物・空間をデザインすることです。自身も障がいを持つ建築家のロナルド・メイスによって提唱され世界に広がりました。

 最近、いろいろな場面でユニバーサルデザインという言葉を耳にするようになり、テレビのCMでも、斜め30度に投入口があり車椅子の人も子どもも使いやすいデザインの洗濯機や低床で障害物が無く、座席が回転して誰もが乗りやすい車などが紹介されています。また、シャンプーとリンスの違いが触ってわかるよう、ボトルにギザギザをつけたものや、左利きの人も使えるハサミなど日用品もふえてきました。

 今、福祉先進国では障がいを個性の一つと考えるのが主流です。誰でもが、怪我、病気、年をとることで障がいを持つ可能性を持っています。言葉のわからない土地に行けば、移動困難者になります。
 障がいの有無、年齢、性別、国籍、人種などにかかわらず、さまざまな人が気持ちよく使えるように、都市や環境を考えることが必要です。それぞれの地域の特性を生かし、使いやすく安全で、審美性、持続可能性に優れ、環境にも負荷をかけないデザインにすることが求められています。

 バリアフリーは、ユニバーサルデザインの一部といえます。駅や公共の建物のバリアフリー対策のため、後からエレベーターやエスカレーターを設置するとなると高額の費用がかかりますが、最初からユニバーサルデザインの考え方で造れば、統一感のある建築になり、コストの面からも低くなります。

 板橋・生活者ネットワークは、区民の皆さんと2001年8月に区役所のバリアーフリーチェックをし、改善提案をしました。障がい者用トイレが、障がい者専用のトイレとして特別にあるのではなく、障がい者も健常者も一緒に、誰でもが使っていいトイレにすることを提案して、「誰でもトイレ」が実現しました。私はいつも「誰でもトイレ」を使っていますが実に快適です。(この時、区役所正面玄関の段差も解消されました。)

 ユニバーサルデザインのまちづくりを考えるとき、障がいの違いで使いにくくなることがあります。たとえば、点字ブロックは車椅子には段差となり不都合ですが、命を優先する考えから2p以内の段差は良い事になっています。近頃は、歩道と車道の段差解消のため、歩道と車道の境の所に点字ブロックと配置しています。(常盤台駅北口ロータリーの道路改修に使われています。)

 商業ベースや学術的には、研究が進んでいます。進んでいないのは、当事者ではない私たちであり、私たちの無関心さだと思います。



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